海山にこいま 熊野古道バックパッカー

いざ、和歌山パート16

夜は何事も無く朝が来た。確か7時半ぐらいに歩き出す。昨日行きそびれた吐前王子は帰り電車を降りて行くか、次の機会にしたらよいか、なんて考え前を目指す事にした。

紀の川の朝だ。

しかしまあ、こんな長い橋を歩いて渡ったのは本当初めてだった。長い長い。うんざりきてた。こちら便の山で言うと五味建設から水源地ぐらい(約1キロ)まである。でもまあここを歩くのはもう無いしと、びっくりの思い出にした(笑)。

さて、ここからは道迷いに気をつけないとならない要注意場所と考えてた。

意外と道標や提灯が多く助かった。

こんな道標も(笑)。

右も左も北大阪やんけ(笑)

途中こんなのどかな農道を歩く。

まずは中村王子がある。その手前で力侍(りきし)神社がある。そこにトイレマークがあったので賽銭して利用させてもらおうと思っていた。

力侍神社だ。

神社参道が真っ直ぐ長くびっくりする。

すると社務室の壁に伊勢神宮のポスターがあり、急にこの神社に親近感が湧いた。手を合わせていると、綺麗な巫女さんがどちらかからですか?と話しかけてくれた。この質問はボクにはいつも面倒くさい(笑)。悪気はない、どう答えてよいかわからなくなる。いつものように、はい、伊勢神宮から歩いて来ました。何年かかかりましたが!と。

すると、巫女さんは意外な反応が。ええっ!伊勢神宮からですか、なんと言う偶然でしょう!と。ボクは???となる。なにやら今日はこの神社に特別な日だと言うような事を言っていた。ボクは神様の使いだったんだな!と、偉くなった気分になっていたか(笑)。

そして、ボクはトイレに駆け込み顔を洗った。

昨夜の野宿地と言い、この素晴らしいトイレと言い、なんてラッキーなんだ!と感謝しかなかった。これが歩く醍醐味なんだ。当たり前の事が当たり前ではなくなる。ささいな事でも本当に嬉しくなる。

それで、なんか買わせて頂こうと、お守りを買ったら、じいちゃん神主さんが出て来てこれ役立てて!とスープをくれた。

つづく〜( ´ ▽ ` )

by理事長

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