海山にこいま 熊野古道バックパッカー

いざ、和歌山パート14

布施屋駅、小さい。コンテナの駅でびっくりしたと言うか、小さな駅の将来を見た気がした。理にかなっていたね。

四時にはまだちょっと時間があるから、川端王子を目指す事にしたが、もう人に聞く事にした。

ちょうどおじさんが居たし。すみません〜川端王子はどこにありますか?近くにあると思うのですけど、と聞く。おじさんの表情はちょっと迷惑そうにも見えた。う〜ん川端王子と言うかどうかはわからないけど、こう行ってこう行くとあるよ、と詳しく親切に教えてくれたのは嬉しかった。

進む私を見送り、もうちょっと真っ直ぐ〜と遠くから叫んでくれたりした。

あった。

なかなか立派な王子だった。

この時点で3時半近く。じつはこの近くに吐前(はんざき)王子もあったのだが、さすがにそこは今日は諦めた。明日にしようと先に進む事にした。今日の野宿地の紀の川はいよいよだ。

不安が増す。食事処に出会えなかったが、ラッキーな事にコンビニがあり、ビールを二本と氷を買った。不安からビールはコンビニ横に座り込み一本のんだ(笑)。これで気分が軽くなるなと。

近年のバックパッカーでは、定番のカップラーメンとおにぎりは健康によくないな?と止めている。また、カップラーメンは汁があるし、ゴミになるとリュックに納まりが悪し、においが動物を寄せてしまいそうでね。また、ボクにはさちこさんのパンがあるから。

ビールのおかげで気分軽く歩き出せた。

夕日に染まる紅葉が綺麗で。

たぶん、桜だろうか?と。キャンプインの桜はもう葉っぱは全部散ってるけどなぁと。

植物も夏の暑さで季節感が変になっているのかな?と。

紀の川の土手向こうには明日進む高速のループ見えた。

さて、今夜の野宿適地を探せるだろうか。

バックパッカーしていて一番緊張する瞬間だ。

つづく〜(°▽°)

by理事長

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