海山にこいま 熊野古道バックパッカー

いざ、和歌山パート12

平緒王子を後にして、ひたすら国道138号線を歩く。目指すは矢田峠だ。左折する場所を間違える訳にはいかないとグーグルマップで見てた周りの風景を気にしながら歩いていた。

無事左折し次は右折だ。

その場所。

先の左折場所もこの右折場所も道標がないのは確認していた。なんでやろ?と。

その訳がわかった。

上の写真をよく見ると、道路にマンホールみたいな物が見えると思う。

それがこれだ。

道路に印刷するのは消えてしまうのがかなり早いと思うが、これは石かコンクリートに彫り込んだ文字の板状の物を埋め込んでいるので消えてしまわないとは思う。しかしマンホールに錯覚して見落としてしまう事が今回も何度もあった。

うん。ボクも何かと人の事は言えないが、歩く人の気持ちと言うのが理解できているのか疑問に思う。これらの発想をした人は実際歩いてみて考えているのかな?と。ちょっと地元の町中を歩いた感覚での発想ではないかなと。

知らない土地を歩くと言う事は様々なものに注視しながら歩くものだ。間違えると事故・道迷いなどかなりリスクを負う。なので下を意識して歩くのは無理もある。このやり方だと下を見ながら歩いてくださいと言っているような気分にさせられるな。それいやだよボク!と言いたい(笑)。

場所により難題だとは理解できるのだが。

ともかく、間違ってないなと言う安心感のもと矢田峠へ向かう事ができた。

こんなダラダラ上り車道を歩く。

すると素晴らしい道標が。

やればできるじゃん!と嬉しくなる。

悲しんだり喜んだり忙しいボクだな(笑)。

峠の配水場の左側に道らしきものが。道標も確認。そりゃそうだな、この場所なら道に付けたら落ち葉で見えなくなるからねと。

実はこの場所も野宿候補予定地でもあった。近くにアスファルトだが行き止まりのような見えない場所があったからだ。

おおっ!こりゃ昔の道、熊野古道かなと喜ぶ。

喜んだのも束の間。10メートルも歩き峠から下りになると階段状になり。

確かに、こうしないと落ち葉ですってんころりんとなるわなと。なんだかねーと割り切れない気持ちになり。

途中、景色が見えた。

遠かった山が少し近くなったなと嬉しく思った。

あの山の手前に紀の川がある。今日の野宿予定地の紀の川だ。果たしてそこまで行けるのか?と不安になり。

この時点で一時半。暗くなるまでには着きたい。余裕持ってせめて四時ぐらいにと。

ともかく、ボクはカメだな(笑)。

つづく〜(^∇^)

by理事長

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