暑かった夏が過ぎ、この時期になると、ドングリやクリが目につくようになりますな。
キャンプ場に向かう車道にはドングリ、クリが落ちてきます。
私はクリを車でひいて潰さないように運転します。ある日それはなんでかな？とゆっくり考えてみました。おそらくそれは子供の時の体験によるものだなと。
あんまり気になるので、車止めて拾う事にしました（笑）。
どうです！この輝き、みずみずしいクリでしょう。
こちらは10日前ぐらいに拾ったクリ。
乾燥してしまいましたな。
子供の頃の記憶をたどります。
小学生ですな。学校から帰ると野山、川が遊び場。クリ拾いに行くじょ！と。でかいクリが落ちる場所をボクは知っています。その時友達はライバルになります。丸々としたでかいクリを拾ったら見せびらかし優越感に浸ります。
ここからがボクが他の友達と違うところだと思います。子供が拾ってきたわずかなクリでもありますが、たまにはねえちゃんとか母親に湯でて食べさせてもらった記憶はわずかにありますし、生でも渋皮を爪ではぎバリバリ食べましたね。お腹空いてたんですね（笑）。
ボクは1番かっこいいクリをポケットの中にしまっておきましたな。そう、クリの輝きを眺め感動してたのです。今風に言うな自然の素晴らしい輝きを感じていたのでしょう。色褪せてくるとどっかに転がしてたかな？と。
当時、クリはいっぱい落ちているはずなのに、なかなか見つけられなかった記憶があるね。それはたぶん近くのおばちゃんらもクリを拾っていたのでしょう。クソガキ来る前に拾っておかなあかんな！と（笑）。
拾っていたクリはでかい巨木だったので原種のヤマグリでしょう。
昔はこんな山の恵みを大切にしていましたね。
だからこそ、ボクは道路にクリが落ちているとかわいそうに思うし、この輝きを踏みつける事はできないのですね。
まあ、ドングリはいっぱいありすぎて、避けてたら車で走れなくなりますし（笑）。
ｂｙ理事長