一昨日に今年初めて塩漬けしたくきを一晩塩漬けし、朝本漬けの丸たるにつけ直しての夕方の手返しの時にふたを開けるのは毎年の事ながらドキドキするものだ。

これからは毎日の漬け込みをしていく。
すでに、ふーちゃんがたるを用意してくれている。
手前は塩漬けの角たる。

一日目の本漬けの40キロの重石をどけると。

くき漬けになってきた。
この気持ちうまく伝えられない。
細長いくきは、塩漬けによりしなり、曲げても折れなくなり、一日間の塩漬けが終わるとぐねぐねになる。それを丸たるに漬けるのだが、その時シソを入れるから赤く色付きが始まってくるからくき漬けになってくるのだ。
その瞬間がこれだ。
赤ちゃんが産まれたような瞬間かな?。うん、うまく伝えられない(笑)。
これは漬け手の私にしかわからない気持ちだろう。この樽のクキは五日後の水曜日に私らには1番のクキ漬けとなる。
これからは菌と温度との衛生の戦いとも言える。
新しいたるに先の汁を入れないことがまずは私のくき漬けの羅針となる。
慎重になっていく。空気もそうだな。たるの蓋を開ける時間すら気をつけているか。
取り越し苦労もあるが、だからこそくき漬けは難しく面白くて値打ちを感じる。
しばらくはボクは漬け物職人の顔になる(笑)。

漬物の様にしわくちゃだな(笑)。
by理事長